サン・ニコラス・デ・バリ教会（ムルシア）

バロック様式に属しています。その歴史は、この場所にモスクがあったイスラム時代に遡り、レコンキスタ後に教会になりました。新しい建物は1736年に、建築士でもあった神父アントニオ・デ・サン・ホセの指揮下で始まりました。この教会にはラテン十字の床面と側面の礼拝堂、そして入口2つがあります。メインファサードは、付け柱の斜めの配置と、コーニスやトリムの曲がりにより、バロック芸術の珠玉となっています。両方の扉が柱頭や花冠で飾られており、「サン・ニコラスの神格化」や、神秘的な状態の聖人が表現されているメダル2つが載せられています。両方とも、フランシスコ・サルシージョの作品とされています。八角形のドーム、正方形の床面の塔と、その中にあるバロック様式に特徴的な漆喰の装飾が際立ちます。サルシージョ作とされる、サンティシモ・クリスト・デル・アンパーロとラ・ドロローサの絵を収蔵しています。