ロセル礼拝堂
Tarragona
バイスの歴史地区の通りでは、このシンプルな建造物は見向きもされないことが多いのですが、レパントの海戦を思わせる17世紀の素晴らしい施釉タイルを所蔵
礼拝堂は14世紀の後期ロマネスク様式の小さな寺院で、筒型ヴォールト天井の単廊式ですが、後に大きく改築されています。最も興味をひかれるのは、バロック様式の施釉タイルのコレクションで、その質だけでなく、量の多さと題材からも注目されます。総数2,538枚のタイルが3面に張りめぐらされています。両サイドの大きな壁面には、神聖同盟がオスマン帝国と争ったレパントの海戦 (1571年) の場面がそれぞれ描かれています。そのうちのひとつは、開戦当時に相当し、二つの海軍の艦隊が対峙。もうひとつは、教皇ピウス5世が神聖同盟の軍旗をフアン・デ・アウストリア皇子に授与している場面です。
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ロセル礼拝堂
Carrer de la Cort, s/n
43800 Valls, タラゴナ (カタルーニャ)
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