プラス・デ・ビジャフランカのフエンテモリーノス洞窟

ブルゴス県有数の貴重な洞窟です。その類まれな特徴は地質学的にも大変珍しいものであり、また、この種の洞窟としては世界で6番目の長さを誇っています。 

フエンテモリーノス洞窟がほかの洞窟と一線を画している理由として、全長が4キロメートルを超える点、および、約3,500万年前の漸新世を起源とする石灰質集塊岩を掘って作られたものである点が挙げられます。一般的に、この種の岩石は洞窟の形成にあまり適していないばかりか、これほどの長さになることは滅多にないため、この洞窟は地質学的に見ても非常にまれなものであると考えられます。さらに、洞窟内部の床や天井、壁には、おびただしい数の美しい生成物（リムストーン、石花・曲がり石、鍾乳石、石筍、石柱）があります。 洞窟の入り口は、プラス・デ・ビジャフランカの町から500メートル離れた山腹に位置しています。洞穴は三階建ての構造になっています。いちばん下の階は谷になっており、そこを流れる地下河川は洞窟の外へと続いています。一方、上の二つの階には、極めて美しくかつ独特な要素が集中しています。