プエンテ・ビエスゴのカスティージョ洞窟

この洞窟に描かれた壁画には動物を表現したものが数多くあり、中にはカンタブリア地方には珍しい犬の絵まであります。

18メートルの深さに沿うようにして洞窟画の痕跡が残っていますが、これらはアシュール文化時代から青銅器時代にかけて描かれたものです。最も原始的な壁画は手形を浮かび上がらせたもので、45点ほどが見つかっています。また、50点の記号と180点の動物表現があり、代表的なものはヤギの絵です。壁画のなかでも馬、アカシカ、バイソンの絵が際立っており、さらにはマンモスや犬の絵まであります。黒い壁画は中間の時代のものです。色のついた壁画は一番新しい時代のもので、赤色のマンモスなどがそれに相当します。