マリニャン邸宅の庭園

邸宅は、ベタンソス河口の広がりが際立つ印象的な風景の中にあります。邸宅の敷地は段々状にマンデオ川まで下って続き、中間の段丘をメインの庭園が占めています。もとは軍事に使われていた塔が18世紀に宮殿に改変され、果樹園と農地が手入れの行き届いた庭園に変わりました。いちばんの見どころは、後部ファサードの前に広がる花壇です。州議会が実施した緻密な修復により、刈り込まれたツゲの木が紋章やさまざまな幾何学的形状を描く、古典的なフランス様式のインスピレーションから生まれた貴重な花壇が取り戻されました。