クレウエタ・デル・コル公園

建物が密集する地区にあるこの公園は、大きな敷地が古い採石場や石切り場の上で山の側面に今にもぶつかるかのように見えます。水深の浅い大きなプールが、ナルキッソスの古くから伝わる神話「水の賛美」を独自に解釈したチリーダの壮大な彫刻を映す鏡となっています。54トン以上の重さがあるこの作品は「その場で（イン・サイチュ）」、つまり現在の位置と同じ場所で彫刻され、わずかながら知覚できる振動を許す4本の強力なケーブルによって、水の上で空中に吊るされています。これら全てのグローバルなビジョンを提供する公園の道は登っていくだけの価値があります。ランドマークとして、また柱として配置されたヤシの木々が、まるで架空の空間リズムを刻んでいるかのようです。