古代ローマ門
Castellón-Castelló
かつてのアウグスタ街道の道のりに沿ったこの凱旋門は、スペインに残るこの手のローマ建築の中でも模範的な、数少ないものの一つです。
アウグスタ街道は、旧ローマ領ヒスパニアを横切っていた、最も重要な古代ローマの石畳道でした。ローマを起点とし、イベリア半島を通ってカディスまで達していました。カステジョンの海岸近くの平地を通る区間あるこの凱旋門は、近くの街の富豪が建てた墓地であったものとされています。石造建築であり、半円アーチを支えていた付け柱2つが保存されており、支えていたエンタブラチュアが失われたため、そのうちアーチを形成していた要石14個を今では目にすることができます。(当初の高さ8m近くのうち)5.35mが残されており、幅は4mほどです。構成する石灰石のブロックは、近くの採石場からのものです。その種類から、紀元後2世紀に遡ると言われています。
古代ローマ門
Carretera CV-157, a 2 km de Cabanes
12180 Cabanes, カステジョン-カステジョ (バレンシア州)
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