カハ・デ・ブルゴス芸術センター（CAB）

この芸術センターはブルゴス市の歴史地区に新しく建てられたもので、その数メートル先には有名なブルゴス大聖堂があります。CABにはカハ・デ・ブルゴス財団所有のコレクションが展示されており、その収蔵品の数は600点を超えます。20世紀末以降に制作された作品を集めた同コレクションは、現代アートにおける、すぐれたベンチマークとされています。さらに、それぞれの展示室では、革新的な芸術作品を通じて現代文化が紹介されています。

彫刻、ドローイング、写真をはじめとする多種多様な芸術を鑑賞できるほか、音楽の演奏といったアクティビティを楽しむこともできます。この芸術センターの目的は、新しいテクノロジーや媒体を用いた昨今の芸術動向を知らしめることにあります。本センターで開催される展覧会のプログラムでは地元アーティストが特に重宝されるものの、海外のアーティストの作品もよく出展されています。彼らの独特の視点のおかげで、現代創作の複雑な世界を掘り下げることができるためです。CABでは、家族連れに向けて同時に行われる複数のアクティビティ、ガイドツアー、出展アーティストとのトークイベントなどが実施されるほか、館内には、図書室、会議室、芸術活動を行うためのスタジオ、市内のすばらしい景色を望めるテラスなど、各種スペースが設けられています。