サン・ミジャン・デ・ラ・コゴージャのユソ修道院

ユソが保有している図書館は、保有している文書の量ではなく、むしろその価値や古さにより、スペインで最も大切なものの一つです。1997年12月4日に世界遺産に登録されています。

3つの身廊がある教会は、16世紀のものです。内部には、コリント柱やフアン・リッツィの絵画があります。大祭壇画は17世紀のもので、説教壇はプラテレスク様式、そして内陣はグレコローマン様式です。聖具保存室は16世紀のもので、屋根には18世紀のフレスコ原画があります。図書室には11世紀から15世紀にかけての文書が300点以上、そして12世紀や13世紀の初期刊本や古写本などがあります。年代記によると、サンタ・マリア・ラ・レアル修道院をサン・ミジャンの遺跡に移転した際に、車を引いていた牛がある場所で止まり、そこから前に進めなくなったということです。ガルシア・サンチェス王がこの事実を何らかの兆候であるとみなし、ここに修道院を建設したのです。