エル・ボルン地区

エル・ボルンは中世起源の散歩道で、現在は流行りのお洒落なテラスがたくさん並んでいます。バルセロナでは昼夜を問わず人々が頻繁に出入りするエリアであり、旧エル・ボルン市場やサンタ・マリア・デル・マール教会の間に広がっています。

エル・ボルンは、路地の迷路のように入り組むかつての職人地区、リベラ地区の中にあります。現在はアーティストが住み、流行りのショップ、バル、レジャースポットが並ぶエリアとなっています。事実、バルセロナで最も前衛的なエリアのひとつに数えられ、ディナーやその前に一杯飲むのに恰好のスペースがあります。地区に立つ建物の建築が、いくつかある14世紀の建造物の存在とともに、その過去を映し出しています。また、旧エル・ボルン市場やサンタ・マリア・デル・マール教会も注目に値します。旧エル・ボルン市場は、いわゆる鉄筋建築の優れた例であり、バルセロナの中世の過去と19世紀後半の都市再生の記憶が呼び覚まされます。一方、サンタ・マリア・デル・マール教会はゴシック建築の重要な例であり、ガウディはこの教会からインスピレーションを得て、サグラダ・ファミリアのアイディアを思いつきました。