王立デスカルサス・レアレス修道院。マドリード

王立デスカルサス・レアレス修道院

Madrid

貴族の隠遁所


マドリードの中心部にある修道院です。カルロス1世とポルトガルのイザベルとが暮らしていたかつての宮殿内にあり、1535年にここで生まれた娘のフアナが埋葬されている礼拝堂には、ポンペヨ・レオーニの作品である祈りの葬儀の彫刻があります。1559年にこのフランシスコ会跣足修道院を創設したのは、ドニャ・フアナでした。かつて多くの貴族の女性たちがこの修道院で隠遁生活を送り、家財道具を持ち込んでいました。絵画やタペストリー、宗教的想像力による作品の貴重なコレクションが今でも残っているのは、このためです。内部は当時の構造のままで、プラテレスク様式の宮殿の装飾が数多く残されています。17世紀のものとしては、階段と「奇跡の礼拝堂」に描かれたフレスコ画が残存しています。特に注目すべきは、厚手の紙に描かれたルーベンスの作品を下敷きに聖体の秘跡を表現したタペストリーと、ティツィアーノ、サンチェス・コエージョ、ブリューゲル、ルイーニなどの画家による絵画です。

王立デスカルサス・レアレス修道院


Plaza de las Descalzas, s/n

28013  Madrid, マドリード  (マドリード自治州)

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