バレンシア美術館

17世紀に建てられた傑出したバロック様式の建物、サン ピオ5世神学校を利用しています。

その画廊は主に、バレンシア出身の画家の作品で構成されています。なかでも注目に値するのが、ビセンテ・ロペス、フアン・デ・ホアネス、リバルタ父子、ピニャーソ、ホアキン・ソローリャの作品です。アンドレア デル サルト、ヴァン ダイク、ムリーリョ、ベラスケス、ゴヤなどの芸術家による絵画もあります。現代アートの興味深い展示もあるほか、「ボカイレントのライオン」といった貴重な考古学的遺物や、初期キリスト教時代のサラゴサのビセンテの石棺なども保存されています。ゴシック期の板絵の完全なコレクションも収蔵されており、その質の高さで際立っています。そのうえこの美術館には、16世紀を代表する、重要なルネサンス様式のパティオまであります。ビック大使の中庭と呼ばれるもので、2006年にここに再建されました。