ナロン川の伝統的な川下り

ナロン川の船下りで成り立つこのお祭りには、多くの人が参加します。船はオリジナリティの見せどころであり、川の急流や石の多い流路を流れる、派手で複雑なパレード向けの大きな山車になります。 この祝典は8月の第3週末または第4週末に行われます。午前中は文化的、子ども向けイベントやコンサートが行われます。この頃に船が出発点に到着し、午後一番にパレードがスタートします。川下りがメインのこのお祭りには、多くの場合参加者は4,000人を超えます。川下りの後に船が並んで配置され、見本市会場での音楽やアニメ、そして賞の授与といった形で楽しみが続きます。

カンタブリア戦争

カンタブリア戦争を再現するこの祭りは2001年から行われており、開催期間は8月の最後の週末から9月の最初の週末となっています。村には、ローマ帝国に対するカンタブリアの抵抗を再現するための装飾が施されます。参加者はローマ軍団の兵士とカンタブリア族の人々とに分かれ、パレード、カンタブリア式の結婚式、ローマ元老院の会議といった数々の行事を通じて両者の対立を演じます。同様に、祭りの期間中はローマ時代の野営地、市場、当時のカンタブリアの建物などが再現されるため、村の姿が一変します。

デイアの国際音楽祭

大変名高いこのイベントのプログラムには、国内外の数多くの演奏家、グループ、作曲家が参加し、様々なコンサートが開催されます。ハプスブルク家のルイ大公の屋敷跡、ミラマール修道院、デイア教会など、デイアとバルデモサの間にあるさまざまな会場で公演が行われます。

カベサダスの儀式

ルーカス・デ・トゥイの「クロニコン・ムンディ」によると、1158年に聖イシドーロがレオンの上に雨を降らせたといいます。そのお礼に、毎年、市議会を代表する市がサン・イシドロ大聖堂に蝋燭と2本の斧を捧げに行きました。カビルドは贈り物を受け取りますが、それが義務であることを明確にしました。この矛盾から、両機関の代表者は弁証法的な戦いを繰り広げることになりました。結局、両者は膠着状態に陥り、話し合い（実態は宴会）は翌年に持ち越されることになりました。

Rock ‘n’ Roll マドリードマラソン

この42kmの街中マラソンには毎年約100万人が、マドリード唯一のスポーツの舞台に競技者の奮闘を応援しに集まります。街は世界中のランナーを歓迎する巨大なスタジアムと化します。王宮、芸術の散歩道、プエルタ・デル・ソル、シベーレス広場やアルカラ門はこの魅力的なイベントに華を添えます。

ヤツメウナギ祭り

数日にわたって、ヤツメウナギをベースにした料理の試食会が開催されます。また、街の通りではバグパイプの音楽が響き、音楽隊も演奏します。ヤツメウナギは筒状の魚でうろこがなく川で繁殖し、海で成長して川に戻ってきます。その釣り上げは1月から4月にかけてこの地域で非常に人気があり、川に掛けられた石の伝統的な建造物「ペスケイラ」で行われます。その飲食の際には通常、地ワインがつきます。

レチャソ・アサードのガストロノミーフェア

この期間にアランダ・デ・ドゥエロを訪問すると、特別に用意されたメニュー、薪のオーブンで焼いたレチャソ・アサード（その質は、保護地理的表示またはIGPつき仔牛肉であることから折り紙付き）を試食することができます。また、トルタ・デ・アランダ（伝統スタイルで作られ、保証ブランドとして認定されている丸いパン）やレチューガ・デ・メディーナといった別のご当地料理も試すことができます。その他にも、リベラ・デル・ドゥエロの原産地呼称のワインや地下のワイナリーの訪問といったアクティビティの魅力も見逃せません。

モンダス（Las Mondas）

お祭りは復活祭の日に、市内各地区で行われる伝統的なプレゴン・デ・モンダスで始まります。その後、1週間にわたって文化活動が続き、講演会や展覧会、コンサートや授賞式、地元ならではの製品の試食などに参加することができます。 土曜日には、タラベラ・デ・ラ・レイナのさまざまな通りを通る大パレードが行われ、ここでは葦笛や伝統音楽の数多くのグループが参加し、牧場大聖堂に牧場の聖母への捧げものを届け、タラベラ市長と招待された市長との間で杖を交換することで終わります。 また、牛のお祭りやさまざまな子ども向け行事（手作業のワークショップや演劇など）も、市内を象徴する各地で行われます。

ディキシーランド国際フェスティバル

ラグタイム、ブルース、ヨーロッパの行進曲という3つのメロディラインを特徴とするニューオリンズスタイルの音楽、ディキシーランドと呼ばれるジャズの最も伝統的な分野に特化したイベントです。メイン会場はメトロポール劇場ですが、市内の他の会場でもさまざまなコンサートが開催されます。

農夫サン・イシドロに敬意を表したロス・バリオス（カディス県）の大衆巡礼

殉教者サン・ホルヘに捧げた　イスラム教徒とキリスト教との祭り

殉教者サン・ホルヘに捧げたイスラム教徒とキリスト教徒の祭りはバニェーレス・デ・マリオラで毎年4月22日～25日にかけて開催されていますが、これに加えてサン・ホルヘの遺品に捧げられた別のイベントも毎年9月最初の週末に行われます。4月についてはいつとも判らぬ昔から、そして遺品に捧げられたものについては1780年にローマから守護聖人の遺品を受け取って以来開催されています。同じ聖人を記念してイスラム教徒とキリスト教徒の祭りが年2回行われる唯一の町となっています。

モンティージャ＝モリレスのワインテイスティング

毎年5月になると、コルドバで地元産ワインを味わう機会があります。試飲は街の通りで行われ、定番のタパスと一緒に味わうことができます。また、この期間中は屋外コンサートや醸造家による試飲会が行われ、来場者を楽しませています。試飲は、モンティージャ＝モリレス・ワインルートを辿る良い機会です。

オートバイ:スペインのMotoGP

初日、2日目は、フリー走行練習や各カテゴリー別の予選会を見学することができます。この予選の結果によって、125cc、MotoGP、Moto2の3つのカテゴリーのスタート順位が決まります。

陸上競技：地中海マラソン

この行事は、地中海マラソンとともにハーフマラソンや市民レースも開催されることから、海とともに陸上競技を1日体験し、レースを楽しむというものです。そのコースは基本的に平面で、カステイダフェルスのカタルーニャオリンピック運河がスタート兼ゴール地点となっています。

メノルカのタラヨティック展。Patrimonio de la Humanidad

この展覧会は、タラヨティック建築の独自性に焦点を当てつつ、そうした建築と、それらが2,600年以上にわたって共存してきたメノルカ島の風景との間の密接な関係を明らかにするものです。来場者は、同博物館のコレクションの一部をなす、青銅器時代から鉄器時代にかけての収蔵品15万点超の中から厳選されたアイテムを観賞できるだけでなく、島の代表的なタラヨティック遺跡の所在地を示す3Dマップを見たり、さまざまなパネルを操作しながらこの卓越した考古学的遺産に関するデータやトリビアを学んだりすることができます。

世界報道写真展 (ビトリア‐ガステイス)

この展覧会で、あらゆる境界線を越えることができるコミュニケーションツールとしての写真の力を実感してください。ワールド・プレス・フォトの権威ある国際写真コンテストの入賞写真を一挙に展示。この写真展で紹介されている瞬間の多くは集団の記憶の一部であり、歴史上の重要な出来事の画像となっています。

乗馬：ア・コルーニャ国際障害飛越馬術大会

本イベントは、国際馬術連盟（FEI）から、国際大会のなかでも特に重要な乗馬大会として位置づけられているもので、今をときめく騎手と馬が出場します。3日間にわたり12種目で争われますが、そのうちのひとつがグランプリです。

ウィンドサーフィン：世界選手権「ポソ・イスキエルド」

カナリア諸島のポソ・イスキエルドは、ウィンドサーフィン愛好家にとっての楽園です。その気候条件により1～3mの波が生まれ、サーフィンが素晴らしいショーとなります。このイベントでは、女子フリースタイル、男子スラロームと両方のウェーブのカテゴリーで世界選手権が行われます。

5月第1金曜日のお祭り

サン・ジョルディの中世週間

数日の間、この自治体は14世紀風の装飾と雰囲気に包まれます。村内の塔や城壁は旧家の館の旗で飾りつけられ、街じゅうに中世の雰囲気が漂います。また、一週間を通して数多くのイベントが開催されます。座談会、パレード、演劇、スポーツイベント、ゲーム、大衆市場、中世のディナー、吟遊詩人の歌唱など、内容は盛りだくさんです。

五月の十字架と火の祭典

ラ・クルス・サンタ地区では、地元の人々が芸術的才能を発揮して、街路や民家にある十字架の礼拝堂や祭壇を花で飾り（エンラメと呼ばれる）、この祭典を華やかに飾ります。 エル・ソルとエル・メディオの通りは、十字架の行列の舞台となります。また、そこの住民たちは、この通りの歴史的な対立を示すために、花火を打ち上げます。毎年、何千人もの来場者が訪れる興味深いイベントです。

花の戦い

このイベントは、お祭り気分でコルドバを訪れるのにもってこいの機会です。パレードでは、多数の山車が街の歴史的中心部を練り歩き、フラメンコ衣装に身を包んだ女性たちが花びらや花を観客に向けて投げます。この行事は、祝祭に満ちた時代の幕開けを告げるものです。

メリダ古典演劇祭

演劇が中心のイベントで、ギリシャ語とラテン語ルーツの作品がメインですが、舞台芸術全般や、コンサート、映画などもカバーしています。 このイベントの魅力のひとつは、イベントの舞台となる、紀元前1世紀の終わりに建設されたローマ劇場です。この古典演劇祭で、建設当初の、本来の劇場の役割を果たしています。

グレック・フェスティバル

舞台芸術が主役のこの重要な文化イベントは、最も斬新で、かつ新しい観衆を引き付けることができる提案の数々に加え、人形劇やサーカスといった家族向けのショーを重視しています。古典的なものから現代的なものまで、そして一般的なものから前衛的なものまでを含むこのフェスティバルは、第一線で活躍するクリエーターたちの作品を間近で堪能するためのベンチマークとなっています。

国際環境映画祭サンシネ

映画と環境という2つの芸術を融合させることを目的としたイベントです。映画が映像と音で表現する芸術であるのに対し、環境は人間を取り巻くあらゆる自然であり、したがって命の芸術といえます。自然環境をテーマとした一連の上映作品が、黄金の太陽賞の受賞対象となります。

ジャン・ブアン国際陸上競技大会

ジャン・ブアン市民競争は1920年以降バルセロナ市内で開催されており、1946年からは国際大会として認識されています。この大会には世界各地のトップアスリートが多く参加し、さまざまなカテゴリーで、あらゆるスポーツ選手が参加できる大会となっています。

5年ごとの聖母の降臨祭り

5年に1回、6月から8月にかけてサンタ・クルス・デ・ラ・パルマでは、ラ・パルマ島の守護聖人である雪の聖母の降臨を祝います。6月最終日曜日に大衆巡礼が行われ、ここでは伝統的な衣装に身をまとった住民たちが、山間地にある聖地からエル・サルバドル教会まで聖母を降ろします。かくしてセマナ・チカ（小さな週）と呼ばれる一週間が始まり、音楽に合わせて子どもたちがさまざまな色や形状の紙のランプを持ち歩いて夜の中心街をパレードするパンドルガのような行事が行われます。 ...

セゴルベの守護聖人の祭り

カステジョン県のセゴルベでは、8月から9月にかけて、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・エスペランサ（希望の聖母）、ビルヘン・デ・ロレート（ロレートの聖母）、そしてビルヘン・デ・ラ・クエバ・サンタ（聖なる洞窟の聖母）に敬意を表して守護聖人の祭りが祝われます。これらの祭事を皮切りに、その数日後には国際重要観光祭に指定されている「騎馬牛追い祭り」が行われます。 ...

アラセリの祭り

この行事は、4月の終わりから数えて2番目の日曜日に、聖堂を守る数々の人たちの肩に担がれて、アラス聖堂からルセナ市中心地までアラセリの聖母の大衆巡礼における降臨から始まります。5月時点ですでに数多くの記念行事が行われます: アラセリの祭りのクイーン選出、パレードや典型的な服装をまとう女性により楽しい雰囲気となった多数の献花、または花火を伴い、サン・マテオ教区の入口まで行われる像の行進です。6月第1日曜日に聖地への昇りの大衆巡礼で、聖母との別れが訪れます。このお祭りに関連して行われるスポーツや文化の活動が、観光オファーを更に彩りあるものにします。

アルカンタラ古典演劇祭

ロペ・デ・ベガやペドロ・アントニオ・デ・アラルコンといった素晴らしい古典劇が観客を魅了します。 上演に加え、夜の集い、詩の朗読、パレード、コンサートや市場など、この演劇祭ではさまざまなアクティビティが同時に開催されています。 観る人に演劇芸術のすべてを教えてる貴重なイベントとして、俳優や監督やプロデューサーが参加するコースが開催され、教育的な観点からも重要な機会となっています。

ペララダ城フェスティバル

カタルーニャ州にあるペララダは、音楽や演劇、そして数多くのジャンルのショーを集める権威あるフェスティバルを再度開催します。1か月間にわたって交響楽団やジャズ、ポップのコンサート、オペラや演劇をペララダ城庭園音楽堂、アル・カルマ教会と庭園パビリオンの3か所のフェスティバル会場で楽しむことができます。

大西洋映画見本市「アルカンセス」

スペイン映画の短編を集めた公式セクションの他にも、欧州各地や中南米、アジアの映画が上映され、展覧会、現代音楽のリサイタル、演劇の公演、セミナーや国際的な映画界の人物にささげられるオマージュ等も観られるイベントになっています。

サン・ハビエール国際演劇音楽舞踊祭

舞台芸術における幅広い文化的プログラムが繰り広げられる学際的なイベントです。 開催当初から国内外で人気を誇る最高峰の俳優、音楽家、ダンサーたちの舞台が披露されてきました。 古典的作品に、多彩なアートの新バージョンと現代的表現が融合します。

ニット・デル・アルバ祭り

木の枝祭り

この伝統は、何千人もの踊り手が音楽のリズムに合わせて空中で枝を振り回しながら、聖母が祀られた聖地にたどり着くまで通りを練り歩くというものです。枝で海を叩く参加者の姿もよく目にします。これは、カナリア諸島の人々がその昔、神々に雨乞いをするために行っていた先住民の儀式を偲ぶものです。このイベントは、聖母に枝を捧げる宗教儀式で締めくくられます。 毎年8月4日には、踊りのパフォーマンスが開催されます。翌日も祭りは続き、聖母ニエベスを人里離れた礼拝堂からアガエテのヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・コンセプシオン教区教会まで運ぶ大衆巡礼が行われます。聖母は元の礼拝堂に戻るまで、2週間ほどそこに留まります。

FIOT秋季国際演劇祭

四半世紀以上の伝統を持つこのフェスティバルでは、1ヶ月以上の間、演劇をお楽しみいただけます。プログラムは盛りだくさんで、常に初公開作品（ガリシア地方で公開されたもの）や、このイベントのために特別に制作されたいくつかのコラボ作品を取り上げています。FIOTは、ガリシア州の文化の一部となることを目指し、25周年以来、劇場外に新しい演劇空間を作り始めています。