《飛生(とびう)》の前に座る奈良美智、2019年。芸術家・奈良美智が2021年に行われたTWO x TWO for AIDS and Artオークションに寄贈した作品。アーティスト・奈良美智、Blum & PoeおよびPace Gallery提供

展覧会:奈良美智

展覧会 - 絵画
Bizkaia

ビルバオ グッゲンハイム美術館がこのたび迎える日本人アーティストは、同世代の芸術家の中でも特に大きな影響力をもつ人物です。奈良美智 (弘前、1959年) は、愛らしく、謎めいていて、脅威的な子供たちの肖像画で知られ、現代美術のアイコンとなっています。

この展覧会では、1980年代の日本での最初の作品からドイツ滞在まで、アーティストの全キャリアを網羅しています。彼のキャリア初期を決定づけたのが、パンク、フォーク、アンダーグラウンド・ロックといった音楽です。またこの時期の奈良は、自身の個人的な経歴や茂田井武(もたい・たけし)などのアーティストからも同時に影響を受けています。ドイツ滞在中、奈良はドイツ表現主義を研究・発見し、独特のスタイルを発展させることで、言語の壁による孤立を回避しました。2000年の帰国後に制作された作品と、それ以降に制作された数多くの絵画、素描、インスタレーション、彫刻がこの展覧会を完成させます。

展覧会:奈良美智


ビルバオ・グッゲンハイム美術館

Avenida Abandoibarra 2

48009  Bilbao, ビスカヤ  (バスク)

火曜日から日曜日、午前10時から午後7時まで

*情報は変更される可能性があります