チジーダ。適用される用途

この展覧会は、エドゥアルド・チジーダがさまざまな共同プロジェクトで二次元の形状や象徴を生み出してきたという事実を踏まえ、イラストレーターや鍛造アーティストとしての彼の側面を紹介するものです。自身の個展の枠組みの中で制作した作品もあれば、公的または民間の団体・機関から委託されて制作したものもあります。ペイオ・アギーレが監修を務める今回の展覧会では、「チジーダのシルエットが拡張され、繰り返される世界」に触れることができます。

そうした意味で、エンブレム、ロゴ、シールといった数々のデザインを通じて「適用された」チジーダが存在することを確認することができます。本展は、抽象的な形が適用されている、という状態に影響を及ぼすものです。これが起こるのは、抽象的な形が平面化されると同時に、そうした形がグラフィックデザイン、ポスターデザイン、テキスタイル・アート、陶磁器、宝飾品など、派生製品の対象概念やいわゆる「コーポレート・アイデンティティ」と直接または間接的に接触したときです。