展覧会：スペインのピーター・ハリー

「スペインのピーター・ハリー」展は、ニューヨーク出身の画家であり、また現代の古典主義者でもあるピーター・ハリーの回顧展です。1992年にソフィア王妃芸術センターが主催した回顧展に次いで、今回が二度目の開催となります。アーティスト、ピーター・ハリーの1985年から2024年にかけての全軌跡をたどる内容となっています。展示されている20点の絵画はハリー自身が選んだもので、これらはすべて、スペインのコレクションに収蔵されています。ちなみに、今回のティッセン美術館での展示計画を練ったのも彼自身でした。

この展覧会は、抽象芸術における幾何学を再解釈し、ここ数十年で最も大胆で実験的な色彩主義者の一人としての地位を確立したアーティストの作品を詳しく鑑賞する機会です。来場者はハリーの蛍光塗料（デイ・グロ）に夢中になることでしょう。この蛍光塗料は電子画面特有のエネルギーを喚起させるものとなっています。