セルジュ・アタクウェイ・クロッティが手がけたタピエス美術館のファサードと作品『皮膚を超えて』、於バルセロナ、2024年

セルジュ・アタクウェイ・クロッティ。皮膚を超えて

展覧会 - 現代アート
Barcelona

タピエス財団美術館はこのたび、アフリカ出身のアーティスト、セルジュ・アタクウェイ・クロッティ(1985年ガーナ生まれ)を招き、著名な建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが設計した同美術館のモデルニスモ様式のファサードを改装するよう依頼します。クロッティの作品の主要な要素は廃材ですが、それは彼が、「第二の皮膚」を再構築し、思考を促進することを目指しているためです。

今回の改装にはテッセラが使用されています。テッセラとは、黄色のコンテナ、車のタイヤ、コルクなどを原材料とした小片のことです。このようにガーナ人アーティストは、故郷アクラの文化とアイデンティティに対する懸念を表明しています。今回の芸術的な試みでは、環境保護や世界中で普及している経済システムに焦点を当てることを目的とした対話も同時並行で行われ、バルセロナ市在住の移民らに向けて、この対話への参加を呼びかけています。

セルジュ・アタクウェイ・クロッティ。皮膚を超えて


アントニ・タピエス財団美術館

Carrer d’Aragó, 255

08007  Barcelona, バルセロナ  (カタルーニャ)

TEL::+34 934 870 315 Webサイト: https://museutapies.org/en/

火曜日から土曜日、午前10時から午後7時まで。日曜日、午前10時から午後3時まで

*情報は変更される可能性があります