セブレロスのカーニバル

セブレロスのカーニバル

国定観光名物祭り

Cebreros

Ávila

大規模な「山車と仮装行列の県パレード」では、この小さな町を2千人を超える人々が練り歩き、街路を衣装や色彩、喜び、伝統で満たします。

セブレロス(アビラ県)のカーニバルには2世紀を超す歴史があると考えられています。いつ開催されるようになったのかは不明なものの、住民らの努力により、法律で禁止されていた時期でさえ、その灯が絶やされることはありませんでした。お祭りは「カーニバルの金曜日」に幕を開けます。この日は、村の学校の児童による「子供パレード」とセブレロ産のワイン・菓子のコンテストが行​​われます。お楽しみは「灰の水曜日」を過ぎても続きます。その証拠に、この水曜日の次の週末に訪れる「ピニャータの日曜日」には「山車と仮装行列の県パレード」が開催されます。1998年に開始されたこのパレードは、今や、2千人超の参加者と2万人超の見物客を人口3千人あまりの自治体に集結させるまでになりました。この「県パレード」に先行して、その7日前の「カーニバルの日曜日」には「町のパレード」が行われます。このパレードも、県パレードと同様に大盛況を収めるイベントです。各カテゴリーの優勝チームは「県パレード」にも出場できるほか、アビラの村々もまた、お祭りの代表団を同パレードに自由に派遣することができます。セブレロスのこの一大イベントには、毎回、アビラ市を含む30を超える市町村が参加してきました。カーニバル期間中の二つの日曜日を含め、夕方に「コーラスの踊り」、別名「ロンドーン」が行われる日もあります。これは、セブレロス独自のホタを2時間にわたって踊り続けるという、集団での独特な舞踊です。この伝統をもって、カーニバルは「ピニャータの日曜日」に閉幕しますが、閉幕の前にはほかにも多くの娯楽が提供されることを忘れてはなりません。荷車を使ったカーニバルの牛追い(カーニバルの月曜日)や「イワシの埋葬」などがその一例です。

セブレロスのカーニバル


Cebreros, アビラ  (カスティージャ・イ・レオン)