展覧会：オクシデンス

パンプローナとその大聖堂は、新技術の手を借りて歴史のさまざまな段階をたどる実験的な展覧会を通じて、西洋の起源を紹介します。

来場者は、たとえばグレゴリオ聖歌を歌うレイレの修道士たちの生の歌声を聞いたり、展示されている考古学的遺跡を通じて当時の村落の様子を観察したりできます。見学コースをたどると、大聖堂内にあるゴシック様式の見事な回廊や、聖遺物箱、十字架、聖母マリアの彫像といった作品を鑑賞できます。また、会場に設置されている電子機器を操作すると、大聖堂の資料室に保管されている、ヘブライ語聖書やパンプローナ聖務日課書といった最古級の文書（11世紀から15世紀のもの）を一部、見ることができます。さらに本展は、民主主義、法の支配、良心の自由、愛の倫理、人権といった価値観についての熟考を促すものとなっています。