バロック様式の聖週間
この聖週間では、さまざまな色のチュニックを着たナザレ人(懺悔者)が際立っています。彼らの特徴はその巨大な「お腹」ですが、これは、実際にはきついひもで固定された袋で、ここに飴やお菓子、ゆで卵、さらには豆類までもがしまわれており、宗教行列中に友人や親族に少しずつ配っていくのです。
「庇護」「救出」「健康」「帰還」「横臥するキリスト」などと名付けられた、菓子類を配らない、より厳粛な宗教行列もあります。最も印象的な宗教行列の一つは、木曜日に行われる沈黙の行列です。最も重要な行列はサルシージョの行列で、聖金曜日の午前7時に出発します。その際、「われらの父ナザレのイエス同胞団」の横断幕または「悲しみの聖母」像の顔に、「接吻」と呼ばれる最初の日光が当たらなければなりません。「最後の晩餐」をはじめ、「ゲツセマネの祈り」「キリストの捕縛」「鞭打ち」「女ベロニカ」「転倒」「われらの父ナザレのイエス(これはサルシージョの作品ではありません)」「聖ヨハネ」「悲しみの聖母」といった神輿が特筆に値します。金曜日の午後には、サン・エステバン教会による「慈悲のキリスト」の宗教行列やサン・バルトロメ教会による「聖墳墓」の宗教行列も行われます。両方とも、トラペリーア通りの周囲で並んで歩いている様子を目にすることができます。聖土曜日には横臥するキリストの行列がサント・ドミンゴ広場を出発しますが、行列が同広場のアーチの下をくぐる瞬間は、ムルシアの聖週間における最も印象的な場面の一つとなっています。
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ムルシアの聖週間
Murcia, ムルシア (ムルシア州)
* 日程は確定していません。
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