カンテ・デ・ラス・ミナス・フェスティバル

ラ・ウニオン旧大衆市場がフェスティバルの会場になります。ムルシアのこの地区では鉱山の歴史があり、フラメンコと深いつながりがあります。1961年のスタートからフラメンコというジャンルが主役となってきました。クラシックフラメンコから現代的なフラメンコさらには先鋭的なフラメンコまですべてが主役です。さらに若い才能の発掘がイベントの特徴となっています。ウニオンには150年前からフラメンコが根づいていますが、50年ほど前には消滅の危機があり、今は過去の踊りやスタイルの回復も試みられています。 フェスティバルには3つのファイナルコンテストがあり、数カ月間に及ぶ予選を勝ち抜いた青年がファイナルに進出します。歴史が古く格式高い「歌」部門は一般にも人気を集めます。カンタオールは優勝者に与えられる「ランパラ・ミネラ」を目指します。第二のコンクールが音と呼ばれるギター部門で、優勝者には「ボルドン・ミネラ」が与えられます。この二つのコンクールは同時に開催されます。踊りのコンクールは近年に始まったもので、フラメンコの三つの表現を合わせて行われます。フェスティバルの最後はフラメンコ界の有名アーティストの演奏で盛大に幕を閉じます。また期間中は展覧会、ワインのテイスティング、プロジェクション、オールナイトフラメンコ、文献紹介、詩の朗読、多様なワークショップ（ギター、踊り、打楽器）等も準備されています。オールナイトフラメンコも含め、フェスティバルと平行して行われるこれらのイベントは満席になるまで無料で入場できます。イベント最後のパーティーやコンクールの決勝の入場券はさまざまな方法で購入が可能です：劇場で当日券を購入、ラ・ウニオンの観光案内所、インターネットもしくは前売り券。