エルダのイスラム教徒とキリスト教徒の祭り
国定観光名物祭りElda
バレンシア州アリカンテ県エルダでは通常、6月の最初の週末に、イスラム教徒とキリスト教徒との間の闘いを再現するイベントが開催されます。音楽があふれる色彩豊かなパレード、闘いの場面が繰り広げられ、屋外で数々の盛り上がりを見せながら行われます。
この祭りは通常、6月の第1日曜に先立つ水曜日の夜に、祭りの開会宣言とともにスタートします。 木曜日には、カラフルで壮麗な衣装をまとったコンパルサ (キリスト教徒の一団とイスラム教徒の一団に扮するグループ) の最初の行列が開催されます。金曜日、全コンパルサ (総勢約7000名) に付き添われ、この祭りの守護聖人である聖アントンがサンタ・アナ礼拝堂へと移動され、コンパルサはパソドブレ、またはこの機会のために作られた行進曲を鳴り響かせます。この日には、子どもによる行列も行われます。闘いと城の攻撃の最初の再現は、土曜日の午前中に繰り広げられます。午後には、意気揚々としたキリスト教徒の入場行進の時がやって来ます。日曜日、全てのコンパルサがパレードを行い、また、聖人への献花と祭りのミサが執り行われます。午後も大分過ぎた頃、イスラム教徒の入場行進となります。最後に、月曜日に闘いと城の攻撃の最後の再現があり、その後、聖アントンをその礼拝堂に戻す行列を行います。 この祭りは、最初のコンパルサの結成に伴い、1945年に現在のような形式による開催が始まりました。しかし、19世紀末に行われていた、ある特定の事柄も参考に取り入れています。祭りの期間中、再現場面で読まれる文章の断片など、当時の要素が一部復活。2020年より、国内観光名物祭りに指定されています。 行列や再現場面の他に、この数日、街では夜の野外ダンスや屋外の盛り上がった雰囲気が楽しめます。なかでも注目されるのが、陣営“クアルテリーリョ” (各コンパルサの拠点で、歴史的瞬間を再現するため当時の装飾が施されている) と祭りの音楽コンクール。各コンパルサがパソドブレや行進曲を披露します。マスクレタと呼ばれる、花火技術による爆音が一斉に響き渡るバレンシア州名物の爆竹ショーもまた、祭りの間、主役となります。
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エルダのイスラム教徒とキリスト教徒の祭り
03600 Elda, アリカンテ-アラカント (バレンシア州)
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