展覧会「エッケ・ホモ。失われたカラヴァッジョ」が、このたびプラド美術館で開催されます。バロック絵画における偉大なイタリア人巨匠、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571年~1610年)の作品であることが最近判明した絵画を観賞するには、またとない機会です。本作品の貸し出し期間は9か月です。
《エッケ・ホモ》を通じて、来館者は作者カラヴァッジョが用いた明暗法を目の当たりにできるほか、彼に備わっていた、奥深い感情を絵筆によって伝達する能力を感じ取ることもできます。この作品が、精神的にも人間的にも重大な意味をもつ瞬間を描いているためです。展覧会の一部では双方向型の展示が行われており、当時、強い影響力をもっていたこの芸術家の作品《エッケ・ホモ》における技術的・科学的なディテールを掘り下げることができるようになっています。これにより、教育的なエクスペリエンスがより豊かなものになるはずです。プラド美術館自体も、当初ホセ・デ・リベラの生徒の作とされていたこの油絵の2021年の再発見に貢献しました。この作品は美術史上最大の発見のひとつとされていますが、それもそのはず、世界には「カラヴァッジョ本人作」の作品が約60点しか保存されていないのです。
開館日
月曜日から土曜日は午前10時から午後8時まで、日曜日と祝日は午前10時から午後7時までです。
閉館日
1月1日、5月1日、12月25日。
短縮開館日
1月6日、12月24日、31日は午前10時から午後2時まで
無料開館日
月曜日から土曜日は午後6時から午後8時まで、日曜日と祝日は午後5時から午後7時までです。
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