テネリフェ島の小さな町、バジェ・デ・ゲーラでは、毎年10月、オスマン帝国の海軍と神聖同盟の艦隊の間で起こった歴史的なレパントの海戦(1571年)に基づいた、大規模な宗教劇が披露されます。これはロザリオの聖母を讃える祭りの中で最も重要な行事で、400年以上の歴史があり、戦いの後にカナリア人が勝利を収めて帰還した様子を想像することができます。
早くも19世紀初頭には開催されていたこのラ・リブレアは、10月7日(ロサリオの聖母の日)直後の土曜日の夜に上演されます。10月7日はレパントの海戦が行われた日で、この宗教劇によれば、海戦にはロサリオの聖母の力が大きくはたらいたということです。重要文化財に指定されているこの劇を鑑賞しようと、バジェ・デ・ゲーラの教会前広場には数千もの人々が集まります。バジェ・デ・ゲーラは、世界遺産の町サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナから15キロメートルほど離れた場所にあり、また自身もこの自治体の一角を占めています。ラ・リブレアは当時の兵士たちのパレードで始まり(「ラ・リブレア」という名は彼らの制服のことを指しています)、続けて、4幕で構成される劇が披露されます。歴史の導入、戦闘のプロレゴメナ、トルコ軍の戦いとその後の敗北、敗北者の降伏とロザリオの聖母への捧げ物。音楽で活気づけられ、ボートや花火も行われ、観客を数世紀前に連れて行ってくれる素晴らしい文化イベントです。
バジェ・デ・ゲーラのラ・リブレア
Plaza de la Iglesia de Valle de Guerra, San Cristóbal de la Laguna, テネリフェ島 (カナリア諸島)
* 日程は確定していません。
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