海岸散策
牧草地の緑に覆われたアストゥリアスの海岸は、濃厚なブルーと金色の砂を自然のマントが覆い飾っており、旅人を魅了します。ビーチとビーチの間には、魅力的な漁村の風景が見られます。これらの漁村の白い家々には、黄色、赤色、青色が散りばめられています。クディジェロ、ジャネス、ルアルカ、カンダス、ルアンコは、海が主役の環境へといざなってくれます。これらの漁村の海岸遊歩道を歩きながらカンタブリア海の美しさを眺めるのも良い案でしょう。よりアクティブなプランをお望みなら、アストゥリアスではマリンスポーツをするのに理想的な目的地を見つけることができます。サーフボードの準備をして、波の上を 「ギャロップ」するのに最適なタピア・デ・カサリエゴ、ゴソン、サリナスのビーチに出かけましょう。早起きして漁船が入港してくる様子を見るのもいいかもしれません。ここではその日の漁獲物が魚市場で水揚げされ、これらの村の特徴ともいえる潮の香りが雰囲気を醸し出しています。このエクスペリエンスの後は、美味しいアストゥリアス料理に舌鼓を打つのが一番です。魚のグリル料理やウニやロブスターといった魚介類は、アストゥリアス名物ファバーダに代表されるスープ料理や絶品のチーズとよく合います。
アストゥリアスの別の顔
アストゥリアスのもう一つの側面は、その内陸部です。歴史と山が、すべてがそろったこの地域であなたを出迎えてくれます。国立公園に指定されているピコス・デ・エウロパから内陸部の自然の楽園が始まります。ここにはこの地域のシンボルであるヒグマが生息しています。また、公園内には、アストゥリアスの歴史と建築の宝庫であるコバドンガの王室御用邸があります。下っていくと、これらの峰から流れる川がこの地域の谷間に生命を吹き込み、オビエドのような堂々たる街が出現します。オビエドは、カンポアモール劇場、大聖堂、前ロマネスク様式の傑作サンタ・マリア・デル・ナランコ宮殿などの建築的な魅力に満ちたところです。その隣には、インディアーノ様式の建築物があります。アメリカ大陸で財を成したこれらの移民は、多くの町や都市で、カラフルなポーチやバルコニーで地元の建物に新しい雰囲気をもたらしました。さらに、スピリチュアリティに満ちたルートを旅したい場合は、サンティアゴ巡礼の道の一つで、アストゥリアス地方を通り、「プリミティボの道」と呼ばれ、オビエドとサンティアゴ・デ・コンポステーラの間をつなぐ道を歩くことができます。